『一針一針に想いを込めてお仕立て・お直し致します』

『着物は仕立てが命』とよく言われます。着物の仕立て・仕立て直しは、どこでも同じではありません。元は全く同じ反物でも仕立てを行う職人によって着心地が驚くほど変わります。

日本の和裁士全体の中でも1割程度しか居ないと言われる最難関の国家技能検定に合格した一級和裁技能士が一針一針、手縫いでお仕立て・お直しをしています。大事な反物や高価な反物には、技術の高い手縫いのお仕立てをお勧め致します。

手縫いの場合、ミシンと比べ縫い目に遊びが生まれ、糸と生地がよく馴染む=着心地が良くなるのです。それは、何物にも代え難いことだと思い、100%本格手縫い仕立てにこだわっております。着物は高価なものですので手縫いで仕立てた着物こそ、より高価に見えるはずです。

手縫いはゆっくり丁寧に縫うのがミシン仕立てとの大きな違いで、仕上がりにも表れます。ミシン縫いは生地に直接力がかかり、裂けやすくなります。手縫いは遊びをもたせて(糸すごき)縫うので、糸が切れるだけで生地が守られる可能性が非常に高くなります。手縫いの一番のメリットは、やはり仕立て直しが出来る事でしょう。寸法を直したり、羽織やコート等に仕立て直しをして、子供や孫に受け継いで何代にも渡り長い間着用出来ます。

一反一反生地の違いを考え、お客様一人一人に合わせて『着て美しく着やすい仕立て』を心掛けお客様の笑顔を想像しながら一針一針、心を込めてお仕立て・お直しさせて頂きます。

某超大物女優や某プロ棋士などの着物に厳しい方々のお仕立て・お直しを手掛け、大手の着物メーカーからも指名でお仕事を頂いておりましたが『もっと多くの方々に着物に触れる機会を増やしてもらいたい』との思いから、独立し新たに当店を立ち上げました。